この度、上益城郡保育連盟会から依頼をいただき、講師をつとめました。
英語の導入が早まるに連れて、保育園でも英語を取り入れる学校が少なくないようです。
今回、30名弱の保育士の先生方の前で、2時間の講義でした。
ベテランの先生方の前で緊張しましたが、
できるだけ、先生方自身が英語に親しみをもって、
楽しみながら子ども達に伝えられるようにと思い、講義内容を考えました。
内容は
●これができたら発音7割クリア!発音のポイント
●迷ったらこれ!楽しい英語の絵本を実際読み聞かせてみる!
●簡単な英語フレーズはゲームで学ぶ!
などなど、大人ばかりですが、笑いの絶えない2時間となりました。
でもでも、私がこのワークショップで伝えたかった要素はやはり
即興!
即興とは?
◎「Yes, and・・」と、どんな相手からのリアクションも受け入れて次へつなぎ
◎「間違っても大丈夫」という安心感を共有して、
◎「人と違うっておもしろい」と人と違うあなたもわたしも「おもしろい!」と心から違いを楽しめる
先生がこれを体験したら絶対違う世界が広がると思います。
もっといろんなところに広げたい。
先生達は、8割英語に苦手意識をもっているように感じました。
まずはこれをなんとか和らげたい。
発音に自信がなくても大丈夫、
自分なりの英語があります。
少しでも先生が自信をもって子ども達に英語を楽しみながら教えられるといいなと思います。
今回この機会を得て、私自身、
なぜ日本語もままらない子どもに英語を教える必要があるのか?
と先生達が疑問に思ったのではないか?と
ふと思ったのです。
子どもでないにしろ、
私たちはなぜ英語を学ぶのでしょうか?
英語を話したいのでしょうか?
私は大げさなようですが、
世界平和につながるからだと思っています。
会話や議論というコミュニケーションがあれば、
小さないさかいから戦争や紛争に至る大きな問題を
解決出来ると信じているからです。
相手のことを知って、自分のことを伝える
肌の色が違うから、宗教が違うから、
食べる物が違うから、遠くに住んでいるから、
そんなことに関わらず、
英語をそのツールとして、お互いのことを知って、
互いのことに興味を持つ。
英語はそれを可能にします。
遠くの知らない人が、
私のお友達の○○さん となれば、
戦争も紛争も人ごとではなくなると思うのです。
そして英語を学ぶことは、
自分を伝えるということにどうしても戻るので、
まるで外に目を向けているようであって、
内を見つめる機会になるのではと思います。
だから、私たちが英語を学ぶという営みは、
そのプロセス自体が尊いものだと感じているのです。
またこんな機会があれば、これもしっかりお伝えしたいと思い、
ブログに託しました。
このような機会をいただきました、上益城郡保育連盟会 会長・副会長に 心から御礼申し上げます。