2020年から英語が教科化するにあたってかなり英語熱も高まっていますね。
私は子ども英語に加え英語を子どもに教えたいママ向けの英語教室「教えてママ」を主宰して7年になります。
新しい生徒さんから
「うちの小学生の子どもの英語学習は何からはじめたら良い?」
と聞かれることもよくあります。
幼稚園児などの小さい子ども向けの「英語情報」は多いんですが、小学生向けとなると少ないですよね。
そして、幼児の時は英語をすんなり受け入れることができても、小学生になってくると
「恥ずかしい」
「お遊戯みたいなものは嫌」
という感情も芽生えてくることも…。
そこで、「小学生は何から英語をはじめたらいいか?」と考えている方へ、具体的な学習についてご紹介します。
小学生が英語をはじめる3つの学習法
小学生が英語をはじめるなら、以下の3つの学習法を取り入れるのがおすすめです。
- その1.フォニックスを学ぶ
- その2.ママの声で読み聞かせをする
- その3.簡単なおうち英語を導入する
これら3つの学習を続けることで英語の基礎をしっかりみにつけ、本来の学習の意欲を引き出します。
1.フォニックスを学ぶ
フォニックスとは?
アルファベットを学んでいなかったら、まずはフォニックスからはじめましょう。
※フォニックスは、ABC(エイ、ビー、スィー)とアルファベットで発音するのではなく、(ア・ブ・ク)と正しい読み方ができるための練習方法です。
アルファベットを読めるだけでは英単語は一つも読むことが出来ません。
すでに小学校などでアルファベットを学んでいる場合は、フォニックスが後付けでもかまいません。
フォニックスの効果
私の3〜6歳のクラスでは、徹底的にフォニックスを学びます。
そうするといつの間にかアルファベットの小文字と大文字を覚えていきます。
フォニックを学び、アルファベットと結びつきができるようになると、どんどん英単語を読めるようになりなります。
そうなると
「ゲームや歌遊びが楽しい」
という表面的な楽しさから
「どんどん自分で英語が読めるようになって楽しい」
という本来の学びの面白さに気付くことにつながります。
特に小学校高学年になってくると、段々と歌やゲームには飽きてきますし、
なんといっても、
「英語が面白い」
ということを体感することがその後の英語を学ぶ意欲に大きく関わるのでとても大切です。
2.ママの声で絵本の読み聞かせをする
私の下手な発音で大丈夫?
私は大学と共同で英語の絵本の読み聞かせ講座を開催したり、個人でもママ向けの絵本の読み聞かせ講座を開催していますが、
一番お母様たちが言われるのが
「自分の下手な発音で子どもに英語を覚えて欲しくない」
という心配です。
科学的にも子どもの脳には、養育者の声が一番届くと言われています。
なので、CDやテレビの音からではなくて、お母さんの読み聞かせが一番いいのです。
何より、絵本の読み聞かせは親子の絆が深まります。
発音は気にせずに、自分なりの発音で構いませんので読み聞かせをしてみてください。
英語を話す人のうち80%が英語は母語じゃない?!
あまり知られていませんが、英語を話す人のうち英語を母国語とする人は約20%です。
残りの80%は英語を母国語としない人でその方が圧倒的に多いんです。
日本人のアクセントがあっても大丈夫です。
それに、小学生ぐらいの子どもなら、これから色々な英語の発音を聞き、修正していけますので、気にせずに話してください。
そして絵本は沢山の英単語に触れることになるので、
色々な絵本を読み聞かせることで、今まで学んで来た単語がつながって、読めば読む程興味も増し、英単語や言い回しも定着することになります。
ぜひ英語での読み聞かせをはじめてみてください。
3.簡単なおうち英語を導入する
おうち英語のはじめ方
家で英語を話すことは最初はとても抵抗があるかもしれませんが、
Yes, No, Sorry, Good!, Hot!
など、はじめは1語の簡単なものからで大丈夫です。
少しずつ英語の楽しさがつかめてきたら、
数字、色、動物の名前、体のパーツなど物の名前など
も試してください。
更に慣れると、3語くらいの英語にトライするのもいいです。
Let’s go!(さぁ行こう!)
Hurry up!(急いで!)
What’s your name?(お名前なんですか?)
How old are you?(何歳ですか?)
Here you are. (はいどうぞ)
Thank you!(ありがとう)
Beautiful day! (お天気だね!)
It’s raining!(雨が降っているね)
などです。
私が書いたママとコHappy英会話では
シチュエーション別に8個のよく使うフレーズを音声付きで掲載しています。
よかったら参考にして最初の一歩をはじめてみてください
[音声DL付]ママとコHappy英会話
英語を学ぶ原点
「英語をなぜ学ぶのか?」
という原点に戻ると、
「英語を話して、相手のことを理解して、自分のことも知ってもらう」
そのコミュニケーションの道具として、大人になってもずっと使えるものになっている方が絶対にいいと思います。
日本人がある程度英語を学校で学んで来たのに話せないのは使う機会がないからだと思います。
英語を外国人と話すチャンスがいつもあればいいのですが、
普通の人はなかなか無いと思います。
なので、外国人と英語を話すことは諦めて、まずは日本人同士でも英語を話す練習をはじめましょう。
多少の間違いは気にせずにどんどん英語で話してみることをオススメします。
まとめ
小学校の低学年であれば、フォニックスからはじめてみてください。
物の名前などから学んでいくと、高学年になる頃には初めて見る英単語でも、自力で読んで発音することが出来ます。
自分で読めるようになることによって、本来の学ぶ喜びを感じることができます。
もっと学びたいという意欲も湧いてきます。
英語の絵本の読み聞かせは一番短い絵本からで構いません、
発音も気にせずに「一緒に絵を眺めるだけでもいいや」と思いっきりハードルを下げて
まずはページを開いてみましょう。
絵本のチョイスに迷ったら、誰でも知っているはらぺこあおむしなど代表作からはじめてみるといいでしょう。
そして何より、「英語を学ぶのは、英語を使うためだ」という原点に戻ることです。
せっかく学ぶなら、将来話せるような英語を学んだ方がゼッタイに得です。
まずはお家で英語を1日1回と決めてお母さんも一緒に英語を楽しみながら
子どもさんと一緒に学ぶ姿勢で取り組めば、
子ども達もきっと英語に興味を示し、学ぶ喜びを一緒に体験できると思いますよ(*^-^*)
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