本日はアフガニスタン出身のマジラさんをお迎えして
アフガニスタンの歴史と女性たちの抱える課題についてお話いただきました。
マジラさんはアフガニスタンで大学を卒業され、
熊本大学の大学院にて電子工学を学んでおられます。
今日の話はあまりにも衝撃的で、
最後に参加者一人一人にご感想をいただくと、
参加者の方から涙が溢れてくる場面も。
このレポートにも何とかいていいか分かりません。
うまくかける自信がないですが、とりあえず記憶が新しい内に書きます。
特に衝撃を受けたのは
タリバン時代の7年間も女性は教育を受けられなかった事
教育を奪われた少女達は、堂々と自分の意見を言えなかったり、
自信を喪失していたりする。
見せしめとしてルールをやぶったりした人を
皆の前で暴力を振るったり、処刑したりした事、
女性が手の甲から足の先まで、全身をベールで覆わなければならなかった事、
そのベールから見る景色はメッシュの穴から除いた限られた世界の事、
今も11人に1人の女性が性被害に遭っている事、
地方では女性が1人で出歩けないこと (男性が一緒にいないと外を歩けない)、
首都のカブールでも女性が1人で歩いて職場に向かっていたら、女性が仕事をしている事が悪としている人からの野次が飛び交う。野次を聞く事無しで職場にたどり着く事は無い。
Q:野次を毎日言われてくじけそうになりませんか?
マジラさん:
泣きながら家に帰った事もあります、でも
だからといって家にずっといると、私が負けた事になる。
いつかは誰かがその壁を越えなければならないのだから、
と思って勇気を持って立ち向かっています。
Q:なぜタリバンは女性から教育を奪ったのでしょう?
マジラさん:
そもそもイスラム過激派は「女性が家にいて家を守る」
というイスラムの習慣を守りたい事があげられます。
また、教育を受けると、より視野が広まり、より沢山の人と接触する事になって、
「善悪」の判断がつくので、そうなると、自分たちを支援してくれなくなると恐れているのです。
Q:ということは、彼らは「自分たちが悪い」
と認めていると言えるのではないですか?
マジラさん:
そもそもISも他の過激派も自分の意志で人を傷つけているのではなくて、
周りの国の利己的な意図によって動かされているだけなのです。
いわゆる洗脳されているのです。
・・・・・・
アフガニスタンの写真や内線の状況をテレビでは知っていたけれど、
というご感想もたくさんありました。
私たちはでは、アフガニスタンに行く事も、
女性達を救うことも簡単にはできません、
でもやはりこうして、彼女の話を直接聞くことが、
小さな一歩だと思いました。
世界中で皆が同じ様に学べる世界になればと思います。
その為にはやはり私たちは学び続けないといけないのです。
The pen is mightier than the sword.
よりたくさんの方にマジラさんのお話をきいてもらいたいと思います。
またマジラさんはいつでも話したいとい言って下さっています、
またお話が聞きたいという方がいらっしゃればまた企画しますのでお知らせ下さい。
アフガニスタンのドライフルーツや
リラックス効果のあるサフランを持って来て下さったマジラさん。
とっても気さくで、美しくって、賢くって、
才色兼備とはまさにこういう方のことだと思いました。