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【レポート2】Let’s talk about racism! NYからのゲストと人種差別について話そう

人種差別についてネイティブと話そう!の第2回目が開催されました。
今回は、パネリスト3名と11名の参加者、そしてショーン(将運)と私の合計16名でのセッションでした。


Q1 今まで差別を受けたことがありますか?   ゲストの体験談


アミリアさんのケース
アミリアさんは4人の子供を持つシングルマザーです。彼女は中流上層階級の白人の隣人に囲まれて育ちましたのであまり差別を経験することがなかったのこと。

ですが、田舎に引っ越してから差別を経験しました。特に彼女の娘さんが、平均98点の試験結果だったが先生が、「もっと彼女に目をかけていればもっと伸びただろう。」と言ったとのこと。(先生が、彼女の黒人であるという見た目で、彼女がそんなにできる子だとは思わなかったから十分に手助けしなかった)それがきっかけて活動家になった。とのことです。

先生がきにかけていたらもっともっと上を目指せていたのに、色が違うということだけで、教育的に差別を受けたことがとてもショックで、転機になったとのことでした。

彼女が話し方や教育で、差別を避けることができると言っていた通り、彼女自身、意識して難しめの単語を使っていると思われました。

ジーナさんのケース

・ジーナさんの体験談では子供の頃白人のお友達の家に遊びに行ったら、お家に入れてもらえなかったことがあるとのこと。その友達の親が自分が黒人だったので家に入れるのを反対したそうです。

後ほど、その子の親が、ジーナの名字を知って、ジーナの従兄弟のことを知っていて、それから家に遊びに行けることになったそうです。

ロビンさんのケース

・第1回目の体験談では、 ロビンさん(お母様がプエルトリコ、お父様が東ヨーロッパ出身)がゲストで体験を話してくれました。

ロビンさんが学生の頃、先生が明らかに子供達を見た目の色で差別していた。先生はそれを意識しているのか無意識なのかはわからないが、ロビンの目からは、白人の子供を優位に扱っていると明らかであったとのことです。ロビンさんは30代か40代に見えたので、比較的最近の話だと思います。

 

補足

リタさんの話していた1世2世問題について補足ですがこれはアメリカだけの問題ではなく戦争や奴隷制度のせいで、自分の意思に関係なく別の国につれてこられた方々が、1世、2世、3世となると、自分のルーツについてどう思うのか、また他人にどう思われるのか?というのは常に頭を悩ませていると思います。

アメリカ人でも姿がアジア人だったら where you from?ーAmericaと答えたのに、見かけがアジア人どいう理由で再びWhere are you originally from? もともとはどこ出身ですか?と聞くことが恥ずかしながら、私自身もあったんですが、それは2世、3世の人からすると、本当はどこ出身って?アメリカって言ってるじゃない、アメリカじゃダメなの?じゃああなたは本当はどこ出身?と言いたくなるような不適切な質問になります。

 

リタさんの話していた書籍はこちら

他にも生徒さんのおすすめの書籍はこちら

コミュニティーデベロップメントの研究をされている大学の先生もご参加くださりました。
おすすめの映画はこちら Netflixで観れるそうです!


Q2. 今日一番伝えたかったことは何ですか?


ショーン・将運(共同ファシリテーター NY出身 熊本在住)

日本人も日本人以外の人に対して差別的であるのではないか?

・差別心があることは恥じることではない、差別の心があることを知って、それに対してどう動くのかを考えてほしい

ジーナさん(NY出身在住)

立ち止まってもっと私たち(黒人の思っていることを)聞いてほしい個人的にその人のことを知ってほしい。

ここに集まってくれているだけで、この差別問題を気にかけてくれているということだから、本当に嬉しい。

リタさん(プエルトリコ出身、ご主人は東ヨーロッパ出身 娘さんはロビンさん)
・もっと本を読みましょう自分と違う人と話しましょう。お互い憎しみあい、差別するのではなく、こんな風に議論しあいましょう。私は色が違う夫と結婚しました。色が違ってもお互い愛し合うことができます

英語を学んでいるということは素晴らしいことだと思います。アメリカ人に、他言語を学ぼうという概念はあまり強くありません、(英語が一番優れているという思いがあるからです)だから英語を学ぶということだけで世界中の人と対話することができると思います。

 

2回のセッションを通して、私たちが「無関心でない」ということが一番なのだと思いました。残念ながらメディアの発信の多くは白人からのものであるという 意見がありましたが、私たちは正しい情報を偏りなく集める必要があります。そして親や先生がその差別を受け継いでいるということも事実。私たちは正しい知識を次世代に伝えていく必要があると思いました。
せめて、このブログを1人でも多くの皆様にお届けできたらと思います。


参加してくださったみなさまのご感想


・2時間あっという間でした。次はいつだろう!?課題の映画を見て、それからディスカッションするというスタイルもいいですね!

“It was 2 hours in no time. When will it be next? ? I also like the style of watching the subject movie and then discussing it!”

・人種差別にとても鈍感で、よくわからなかったけれど、涙がとまらない。今日は初めて、本当の問題にすごーしだけ触れられた気がしました。「知ること」「自分の持ってる偏見にどう対処するか」そして伝えることをやっていけたらなぁ。本当に貴重な体験でした。

“I’m very insensitive to racism, and I’m not sure, but I can’t stop crying. For the first time today, I felt like I was really touched by the real problem. I wish I could “know”, “how to deal with the prejudice I have”, and communicate. It was a truly valuable experience.”

・自分が無意識に差別的な行動をとっていたのではないかな、と気づかされました。ドキドキしたけど参加してよかったです!

“I realized that I was unconsciously acting in a discriminatory way. I was thrilled but it was nice to participate!”

・ヒアリングも難しく、半分以下しかわからなかったですが、通訳頂き大体わかりました!とても良い機会で、エネルギーを使いましたが、子ども達のために視野を広げる事ができてよかったです^ ^

・「英語を学ぶということはこういうことなんだ」と今回のクラスに参加して思いました。自分の意見として準備してたことでもありますが、まずは、知ること。今回のクラスを受けることで私はBLMを学びました。アウトラインだけで全然中身はない知識でしたが、今日ネイティブの方の話を聞いて、こんな現状が、世界でトップの先進国でまだ根強く残っているのだと驚いたとともに、prejudice,bigotry,microaggressionは自分の中にあると改めて感じました。

これを変えていくために、もっともっと色々なracial peopleと会話をしたい、気づきや、知識が次のステップに繋がるんだろうなと思いました。
この想いは、子供に伝えなければならないと言う義務感も出てきました。

自分に何ができるかわからないけれど、私は今日学び、一つ成長した気がします。そしてそれを次の行動に繋げることができればと思いました。

こういう思いを伝えるためにも英語を習得したいという思いがより強くなりました。

英語を学ぶとはただ言語を学ぶだけでは足りないことに気付くことができた素晴らしい機会となりました。

What is important in learning English is to learn the world situation.
英語を学ぶ上で大事なことは、世界を学ぶということだ。

 


 

 

 

 

 

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